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藻場通信

磯焼けの海を海藻の

藻場通信 vol.21

藻場を維持すること

自然環境部 海域担当チーム
尾田 崇太朗

 

 北海道では気温が下がり、地域によっては木の葉も色づき始め秋が目前に迫ってきているのだなと感じます。

 ライブカメラ前の施設も秋の訪れを示していますのでご紹介します。


ライブカメラ映像(2022年9月22日)

 

 コンブの長さが以前と比較して短くなっています。この現象は「末枯れ」と呼ばれ(参照:藻場通信vol.9)、夏の終わりから秋にかけて進行していきます。


コンブの末枯れの状況

 末枯れは遊走子を放出する準備に入った証拠でもあり、この時期から次年度に向けたコンブ藻場の造成が本格化してきます。

 藻場造成には「海藻を繁茂させる」他に「繁茂させた海藻を維持する」必要があり、植食動物の食圧対策が挙げられます。食圧対策の方法として、ダイバーによるウニ類の密度管理の他に、造成区画にウニ類が侵入しないように、または侵入を遅らせるように区画周辺にウニフェンスと呼ばれる侵入抑止柵を設置する方法があります。ウニフェンスは比較的安価に設置でき、長期的な食圧対策が可能となることから、我々が目指すコストを抑えた藻場の維持に一役買っています。

 


ウニフェンスの設置状況

 

 現状、磯焼けを回復させるための藻場造成において、「海藻を繁茂させる」事業のみで回復させることは極めて困難で、必ずその後の手入れが必要となってきます。そのため、「繁茂させた海藻を維持する」ことは必要不可欠となっています。

 磯焼けは地域によってさまざまな事情があります。弊社では地域事情に応じ、「安く、手軽に、確実な藻場づくり」を目指しています。コンブ藻場の造成に興味がございましたら、是非ご一報ください。

 

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