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エコニュースVol.139

2005年01月01日

男はつらいよ お魚シリーズ Part2

男はつらいよ ウグイ編 

株式会社エコニクス
 環境事業部 取締役部長 上田 重貴

 とうとう年が明けました。皆さん、元気にお過ごしでしょうか?こんな寒い日には、あのビアガーデンのビールがうまかった暑い夏が思い出されます。

 初夏といえば道内の河川ではウグイの産卵が始まります。

 ウグイ(Tribolodon hakonensis)は産卵期になると体表の腹の部分に赤い帯が出ることから北海道ではアカハラと呼ばれています。ウグイには一生を淡水で生活する純淡 水型と、川で生まれその後海に降り、成長してから再び川に戻って産卵する降海型の2タイプがあります。

 北海道では渓流のヤマメ(北海道名:ヤマベ)釣りを楽しむ人達の間では外道として疎まれ、海で捕れれば値段もつかない邪魔者扱いの魚です。しかし、冬から産卵期にかけてはおいしく、長野や岐阜などでは塩焼きや田楽にして多く食べられています。東京の田舎育ちの私が子供の頃には、オイカワ(地方名:ヤマベ)より珍重し、ハヤと呼んで釣ってきたウグイを塩焼きにして食べたものです。

 ウグイの産卵は見ている私の目が回りそうです。1匹の大きなお腹を抱えた雌が泳ぎ回る後を数10から数100尾の雄が我先にと追い掛け回し(写真1)、産卵を促すように擦り寄ります(写真2)。私には逃げるお姫 様を軟弱な野郎どもが追い掛け回しているように見えるのですが、お姫様は一向に鼻にもかけない様子です。

 そうこうしているうちに雌が砂利の中に飛び込むと一斉に周りの雄も飛び込み、体を仰け反らして産卵と放精を行います(写真3)。その時間はほんの一瞬です。出遅れた雄はさらに雌を追いかけ次のチャンスを狙うのでした。いったい何尾の雄が男子の本懐を遂げられたのでしょうか?

男はつらいよね ウグイ君!

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