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2015年09月28日

雷は夏の季語・稲妻は秋の季語

 北海道にも台風・雷の季節がやってきました。先日も石狩地方で雷雨が発生し、自宅近くにある街路樹のニセアカシアに落雷がありました。

 雷は天災のひとつであり、その規格外な閃光、轟音、破壊力から、世界各地の神話や伝承で神格化されてきました。ギリシャ神話のゼウス、ローマ神話のユピテル、バラモン教・ヒンドゥー教のインドラといった最高神は、いずれも雷神とされています。映画「アベンジャーズ」に登場するソーも、北欧神話の雷神トールを元にしたキャラクターです。
 これら雷神の多くは男性神であり、日本神話に登場するタケミカヅチなどもやはり男性神とされています。雷のイメージが苛烈・猛然ということもあり、どうしても男性寄りに見えてしまうのでしょう。

 一方、日本では水田に雷が落ちた後で稲穂が実ることから、稲を夫、雷を妻と見なす考え方が生まれ、「稲妻」という言葉が生まれたそうです。
 この考え方で行くと、水田に雷を落とす雷神は女性神、という拡大解釈もできるかと思います。日本には「八百万の神が住まう」といいますので、男性神の雷神と、女性神の雷神がいたとしても不思議ではありません。
 自宅近くの街路樹に雷を落とした雷神は、果たして男性神であったか、女性神であったか。
 この後で樹の枝先に実がなれば女性神であった、ということになるのでしょうが・・・ニセアカシアの結実は初夏期の時点で始まっているとのこと。どうやら男性神だったようです。

 
落雷の影響で枝が折れ、葉が白けています。

boxy

“雷-Wikipedia”.ウィキペディア.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B7

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