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エコニュースVol.213

2011年03月01日

<化学分析シリーズ Part4>

ルートセンサー「検知根」~植物によるホルモン活性検出システム~

株式会社エコニクス
技術開発部 研究開発チーム 和田朋子

 皆さん『ホルモン』って、聞いたことはあるけどなかなか耳慣れない言葉ではないでしょうか。
 糖代謝や免疫系を司るグルココルチコイド、血圧に関与するミネラルコルチコイド、女性らしさに関わるエストロゲンやプロゲステロンなど、わたしたちの体内にはさまざまな種類のホルモンがあり、健康にかかわる重要な役割を果たしています。これらホルモンは血中の濃度が低すぎても高すぎても身体に悪影響があります。

 ところで、私たちの食環境や生活環境には、体内のホルモン以外にもホルモンと同じはたらきをする物質がたくさんあります。ホルモンと同じはたらきをするものとしては、大豆のイソフラボンや環境ホルモンが有名ですね。
 昨年9月から新しく受託分析をはじめた ”ルートセンサー「検知根」” は、そのようなホルモンのはたらき(=ホルモン活性)を検出できるように遺伝子組換えされた植物で、北海道大学大学院・地球環境科学研究院の山崎准教授との共同研究による特許技術(特許番号4517347号)です。
 河川水や食品・化粧品などに含まれるホルモン活性の有無を簡単に調べることができ、下図のようにホルモン活性を検出すると植物の根が青く染まり、見た目で直ぐに判るという方法です。そういったことで、この商品を”ルートセンサー「検知根」”と名づけました。

 
ホルモン活性なし             ホルモン活性あり

 この”ルートセンサー「検知根」”は、ホルモン活性のある一次資源の有効利用や薬・サプリメントの開発のために、また逆に、ホルモン活性物質を意図せずに摂取するのを防ぐための品質管理として利用することができます。
 これからも私達は、北海道の豊かな資源の活用や皆様の健康のお役に立てればと考え、技術開発やその応用について取り組んで行きたいと思っています。

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