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エコニュースVol.298

2018年04月01日

<陸の生き物シリーズ Part26>

新年度の出会い

株式会社エコニクス 環境事業部
陸域環境チーム 菊地 那樹

 

 皆様、4月となりましたね。
 年度がかわり、新たな生活が始まり、若い人達の楽しそうな姿が目につく良い季節となりました。
 私はというと、前年度の仕事を終え、反省・課題を胸に新たな決意をしつつも、生き物が飛び回るのはまだかとソワソワしております。

 当社では海域と陸域を業務の対象としておりますが、海域と陸域では環境も生物相も異なるため、部署としては分かれております。私は陸域環境チームという陸上や河川・湖沼を専門とする部署に所属しており、海域での業務はあまり携わっていません。
 ですが海と陸の狭間である“海浜(砂浜)”等にはたくさんの陸上生物が生息しています!

 ビーチコーミング等をされている方は、良く見かけているかもしれませんが、海浜には私好みの生物がいますので、今回はその生物についてご紹介いたします。

 

1.ハマダンゴムシ

 海浜性のダンゴムシです。市街地等でよく見かけるオカダンゴムシは、実はヨーロッパ原産の外来種で、このハマダンゴムシはもともと北海道に生息していた在来種です。大きなものは2cm位のサイズまで見かけ、オカダンゴムシより丸っこくて可愛らしいです。色や模様も地域等により様々で、出向いた先で探すと新たな発見のある面白いダンゴムシです。夜行性で、昼間は砂の深くに潜っているため、夜間に懐中電灯をもって砂浜を探すと結構の数が歩いています。
注) 暗闇で懐中電灯を持って歩きまわる際は、怪しまれぬよう注意してください。

 

2.イソコモリグモ

 海浜性のクモです。夜になると餌を求めて徘徊するので、ハマダンゴムシとセットで夜に探すことをお勧めします。日本海側に主に分布しているクモですが、北海道は太平洋側の一部にも分布しています。私が良く見に行く地域では、オオクロモンクモバチといった大型のクモバチがイソコモリグモを捕食している姿をよく見るので、合わせて観察できるかもしれません。

 

3.マグソクワガタ

 海浜・河原に分布するクワガタムシです。大きさは1cm以下で、クワガタムシの特徴となる大顎がほとんど発達しないため、見掛けはコガネムシのようです。晴れた日にはメスの周囲をオスたちが飛び回っている様子を観察できます。残念ながら写真を撮り忘れており、写真がありません。

 

 上記の他にも、海浜性の昆虫はその環境に合わせた形態に進化するため、山奥や市街地に生息してるものと色や形が違うことが多々あります。

 また、こういった生物を探していると、砂浜にはアオイガイやタコブネの貝殻、コウイカの甲など、普段あまり見ることのできないものが多々漂着しているので、春ですし足をのばしてみると新たな出会いがあるかもしれません!

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