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エコニュースVol.287

2017年05月01日

<陸の生物シリーズ Part24>

株式会社エコニクス 環境事業部
海域環境Ⅰチーム 川本 将

 桜の時期といえば春を連想される方が多いと思います。本州では4月上旬ごろ、北海道では少し遅れて4月下旬から5月上旬ごろでしょうか。2017年の開花は東京で少し早く3月21日に開花宣言がされましたが、北海道ではGWごろと予想されています。

 自然の中にある桜は冬の寒さと春の暖かさにより咲いて、そして散ってと繰り返しますが、この桜の花が一年中好きな時に見ることができるとするとどうでしょう。

 春にだけ見ることができ、季節感があるからいいと思われる方も多いでしょうが、見たいときに桜の花を見ることができる、または、誰かに見せることができるとなればそれも素敵な事ですね。

 

 実際に見られるようになることは可能だと考えられます。雪解け時期に桜の木から枝を数本切り出し、0℃の状態で保管をして、7月ごろにその枝を花瓶に入れて室内においたところ、数週間で七分咲程度にまでは咲くということがありました。

 切った枝を花瓶に入れるだけでなく、現在では枝を切る時期や緻密な温度調整などの管理を行うことで、見たい時期に桜を咲かせるという技術も開発が進んでいます。

 

 『見たい時期に合わせて調整することで桜を満開にすることができる』ということは、現代版“花咲かじいさん”になるのでしょうか。

 

満開の桜を咲かせましょう。

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