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エコニュースVol.277

2016年07月01日

<地球環境シリーズ Part9>

北海道の大自然を世界の人々と共に

株式会社エコニクス 環境事業部
陸域環境チーム 神 昌行

 木々の緑も日に日に濃さを増し、いよいよ北海道にも夏の観光シーズンが到来しました。北海道経済部観光局によりまとめられた「平成23年度 観光客動態・満足度調査」の概要によると、北海道を訪れる観光客の旅行目的は、名所めぐりやショッピングなど多岐に渡りますが、中でも都市見物(観光名所めぐり)、自然観賞、特産品の買物・飲食、温泉・保養などが高い割合を占めています(図1)。また、海外からの観光客数は近年増加傾向にあり、特に、台湾・中国・韓国などのアジア圏から訪れる観光客の割合が多い傾向にあります。


図1 北海道を訪れる観光客の旅行目的
平成23年度 観光客動態・満足度調査の概要 平成24年5月 北海道経済局観光局
(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/H23doutai_home.htm)データより作成

 このような観光需要の高まりを背景に、政府が平成28年3月に策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」では、「観光資源の魅力を極め、地方創生の礎に」、「観光産業を改革し、国際競争力を高め、我が国の基幹産業に」、「すべての旅行者が、ストレスなく快適に観光を満喫できる環境に」の3つの視点に立ち、観光を我が国の基幹産業として成長させるべく様々な改革に、官民一体となり取り組むとしています。

 これを受け環境省では、日本の「国立公園」を世界水準の「ナショナルパーク」としてのブランド化を図ることを目標に、「国立公園満喫プロジェクト」として、まずは年内に5カ所程度の国立公園において、「国立公園ステップアッププログラム2020」(仮称)を策定します。そこで、2020年までに保護すべき区域と観光活用する区域を明確化し、滞在アクティビティーの充実など訪日外国人を惹きつける体験・活用型の空間へと生まれ変わらせる取組を計画的、集中的に実施することとしています。

 弊社が主に事業展開している北海道には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺の6つの国立公園が位置しております。いずれも多様な自然環境、四季折々の風景、自然と人の暮らしの調和、食、温泉など、国内の他の国立公園と比べても引けを取らない、優れた観光資源を有しています。今後、プログラム対象地域に選定され、海外からの観光客の誘致に向けたモデル地域として、様々な取り組みが実施されることが期待されます。

 その一方で、観光客の増加に対応した拠点施設や登山道などのインフラ整備、利用客の増加に伴う環境負荷増大への対策など、私たち自然環境の保全に携わる技術者の果たす役割は大きくなると考えられます。

 弊社の社の使命でもある『調和ある環境保全と利用開発を事業とし、社会に貢献する』を実現すべく、北海道の観光・環境施策の推進に向けて全社一丸となって取り組んでいきたいと思います。


紅葉の季節を迎えた大雪山国立公園の山々(平成21年9月3日:筆者撮影)

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