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エコニュースVol.020

1995年02月01日

海の生物シリーズ Part2・植物プランクトン その1

色々な形の仲間がいっぱい。

株式会社エコニクス
 品質管理部 岩渕 雅輝

 植物プランクトンは水中を漂って生活する「藻類」を指し、大きさは1mmより遥かに小さく、殆どが単独の細胞が細胞が集まった群体で生活しています。

 アオコのミクロチスティスで有名な藍藻、赤潮を起こ過鞭毛類、淡水によく見られるツヅミモなどの緑藻、細胞膜がケイ酸質の珪藻などで、これらは実に多様な形をしています。

 植物プランクトンは、それ自体大変軽いので水に浮かぶ事が出来そうですが、水の中を漂うにはそれなりに工夫がされています。藍藻は細胞の中にガスを溜めて浮き、過鞭毛藻はべん毛を動かすことでくるくる動きながら浮きます。また、緑藻はせん毛やべん毛を動かすことで、珪藻は細胞の中に油の滴を持つ事で浮かびます。この外、浮力を増す為に様々な工夫がみられ、細胞同志がつながったり、細胞の構造自体に表面積を増やす為の針の様な突起を出したりもします。これが多様な形の元になっているのです。

 さて、植物プランクトンが増える時は、芽を出したり、胞子を持ったりして増えますが、細胞が分裂して増えるのが一般的です。では、硬いケイ酸質を細胞膜に持った珪藻の場合を考えると戸惑ってしまいますね。硬い殻がバリバリ割れて分裂するはずもありません…。珪藻は例えて言うなら、懐かしいアルミの弁当箱の様な構造です。円筒形のものは茶筒の様な構造で、細胞が分裂する時に蓋と身に分れ、蓋の方には新たに身が、身の方には身を蓋にして身が出来るという具合に増えて行きます。どんどん分裂すると、大きさもどんどん小さくなり、浮いていられない大きさになると、分裂はストップします。植物プランクトンがかなり増える春などのサンプルを見ると、同じ種類でも大きさがかなり違っているのはこれが理由です。

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