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エコニュースVol.028

1995年10月01日

養殖シリーズ Part4・マリノフォーラム その3

もうすぐ見れる?海洋牧場。

株式会社エコニクス
 常務取締役 佐々木 達

 北海道パイロットファームプロジェクトでは、サクラマス(3倍体)、ドナルドソン系ニジマスを飼育する生け簀は6,000km3(縦・横20m、深さ15m)で、鳥やトドなどの侵入を防ぐために天井網、および二重側網の構造をとっています。餌はドライペレットを使用し、海上ステーションから25トンサイロ6基を使い、定量フィーダから出た餌料をバケットコンベアーでサイクロンに運び、餌料を海水に混入し、エゼクターで4列の給餌ホースに送り込むシステムをとっています。

 魚の健康状態、餌の食い、水質などのモニタリング装置として、生け簀内には、水質モニター装置一式のほか各生け簀に水中テレビとテレサウンダ送受波機が装着されています。また海上ステーション内には、生け簀望遠監視カメラおよび光通信装置が装着されており、陸上局にはTVカメラモニターセット、テレサウンダ装受波機、光通信装置、水質モニター装置が置かれています。

 北海道沖合養殖パイロットファームの飼育実験は、平成5年7月に起こった北海道南西沖地震による混乱の中、辛うじて5,000個体あまりの全雌3倍体サクラマススモルト(平均尾叉長約32cm、平均体重約400g)を確保して、同年10月14日より海水訓致を始め、10月19日1基の生け簀を使用してスタートしました。

 飼育実験はおおむね順調に推移し、増肉係数も1.7程度を確保し、平成6年5月の出荷時には、尾叉長約51cm、体重2.0kgまで成長し、十分評価できる値でした。しかしながら、個体ごとの間でばらつきが大きかったことなど、今後の検討課題を残し試験は終了しました。

 昨年度の飼育実績を踏まえ、課題克服のため給餌管理ソフトの速やかな確立や採算性の検討など、本年度の飼育実験に期待するところです。

 
 
 

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