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2019年04月09日

アイヌに触れる

 北海道で生まれ育った私は、道外にあるような城や、合戦・武将といった歴史が羨ましく思う事があります。

 もちろん北海道にも多くの歴史がありますが、北海道の歴史と言えば「アイヌ」を抜きには語れません。

 私達が教科書ではあまり学ぶことのないその歴史は、思えば北海道民として最も身近でありながらその暮らしや文化、言葉や歌などを知る機会は少ないと感じます。

 

 けれど、道民は実はみんなアイヌ語に触れながら暮らしています。

 何気なく呼ぶ北海道の地名はその多くがアイヌ語由来のもので「ポン(小さな)・ペッ(川)」などを含む地形を中心としたものや、「ユク(鹿)」などを含む動植物に関わるものなど様々です。北海道の地名が難読難解だと言われるのも、元はアイヌ語でそれに字を充てたもの、もしくは浜中町のように元は「オタノシケ」というアイヌ語で「浜の中央」という意味の言葉を意訳したもの、そのどちらかである事が多いからだと思います。

 

 札幌も
 サッ・ポロ・ペッ = 乾いた広大な川
 というアイヌ語からきていると言われています。

 

 その言葉を知ると、かつてこの場所には大きな川があり、その川が運んだ土砂でできた広い大地があった、と想像を広げる事ができます。

 その土地にアイヌは家を構えていたのだろうか?
 どんな暮らしをしていたのだろうか?
 どんな生き物がいたのだろうか?
 と想像が膨らみます。

 

 

 北海道では地名の音を知り、アイヌの言葉を知ればその土地に何があったのか、生活に有用な草が多くとれたのか、動物が多くみられたのか、どんなところのどんな場所であるのかを伺い知る事ができます。その土地に赴いた時、そこの地名を調べるとどんな土地でその昔アイヌの人々がどんな暮らしをしていたのかと、想像しながら過ごすのもまた北海道の魅力の一つかもしれません。

 そして、身近な地名からアイヌに触れることは、北海道らしく、雄大で自然と共に生きてきた素敵な歴史を感じることになるので、とても素晴らしいことだと思います。

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