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2018年03月14日

渚滑川河畔ケショウヤナギ市民見学会に参加しました

【渚滑川河畔ケショウヤナギ市民見学会】に今年も参加してきました。

 

 開催日:平成30年3月4日(日)
 場 所:紋別市(紋別市渚滑市民センター、渚滑川河川敷)
 主催者:北海道開発局網走開発建設部
     株式会社紋別振興公社

 

 一昨年の初開催に参加(こちらでご紹介)して以来、冬の紋別の美しい景観(と、おいしい魚やお酒)が楽しみで、今年もこの見学会に参加させていただきました。今回も一般参加の市民の皆さんと一緒に、おおいに楽しませていただきましたので、内容を少しだけご紹介します。

 まずは簡単に「ケショウヤナギ」についてご説明しますと、ケショウヤナギはヤナギ科ケショウヤナギ属の樹木で、厳冬季に若枝が赤くなり、その根元の小幹には白い蝋質(ろうしつ)をまといます。「白粉(おしろい)つけて、紅つけて」と童歌にもあるように、まるでお化粧でもしているかのように見える姿からその名がついたそうです(これには諸説あります)。

 国内では、分布域が北海道の一部(十勝川流域、日高地方と、今回の渚滑川)と長野県の一部(上高地)に限られ、北海道レッドデータブックでは「希少種」とされています。

 渚滑川では、白銀の雪景色のなかで、鮮やかに赤い枝先がよく映えます(写真1)。今年は2月の寒さのせいか、例年にも増して赤みが強いように感じました。

 


写真1:渚滑川のケショウヤナギ

 

 今回も講師をつとめられた環境林づくり研究所所長の斎藤新一郎先生から、室内講義ではヤナギ科樹木の特徴の違いや年輪の読み方について、現地講義ではケショウヤナギ群落の成り立ちや維持するための考え方など、いろいろ教えて頂き大変勉強になりました(写真2)。

 


写真2:渚滑川での現地観察の状況
(対岸がケショウヤナギの大群落)

 

 毎年参加するたびに思うのですが、今年も地元市民のみなさんが斎藤先生を囲んで質問する勉強熱心な姿が非常に印象的でした。

 そこには地域の貴重な自然を誇らしく思い、守りたいという純粋な気持ちが根底にあるように感じました。

 

 私達は普段、自然のなかで生き物を調べることをベースとして、調べた結果をお客さま(行政であったり、民間企業であったり)の要望にどう役立てるか、ということを考えて仕事をしています。

 でも、私達の仕事の向こうには、今回ご参加のみなさんのように、私達が調べている自然を大切に思っている人達がいて、その人達のためにもしっかりとした仕事をしなければならないということを改めて感じる機会になりました。

 今後もこのような市民参加型の見学会には積極的に参加し、市民目線で仕事ができる環境コンサルタントでありたいと思います。

 今回の主催者である、北海道開発局網走開発建設部のみなさま、株式会社紋別観光振興公社のみなさまには、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

文責:環境事業部陸域環境チーム 田口 敦史

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