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2016年04月07日

北海道の春先天気事情

関東地方では、春先に強い南風が吹くと、ニュースや天気予報で『春嵐』という言葉を耳にする日が多くなります。

このような南風が初めて吹く日を『春一番』と呼びますが、北海道には春一番が無いということは、皆さまご存じでしたか??

では、そもそも春一番とは、どのような気象条件で発生するのかを、気象庁のHPにて調べてみました。
それによると、①立春(2/4)~春分(3/20頃)の間、②日本海に低気圧が発生している、③前日よりも気温が上昇している、④強い南寄りの風で風速は8m/s以上が吹いている、と云った、4条件が揃うことのようです。
 


春一番が発表された日の天気図(気象庁 日々の天気図, 2014年3月18日)

 

特に日本海の低気圧が発達していると低気圧へ吹き込む風が強くなり、春一番が吹きやすいとされています。

しかし、北海道では春一番のような強い風が吹くことはありますが、気象庁の定める春一番の条件に当てはまりにくい環境であることから、春一番と発表されることは無いそうです。
また、シベリアからの北西の季節風が吹き込むことにより、関東の春一番が発表された後には冬型の気圧配置に逆戻りし、大きく天候が荒れることがあります。

えー北海道には春一番が無いの!! と思われた方、安心して下さい!

北海道には代わりに『雨一番』と呼ばれる気象があります!
『雨一番』とは、立春の日を過ぎて雪を交えずに、初めて雨が降った日のことを云うそうで、札幌では3月中旬には雨一番が観測されるようです。
今年は暖冬の影響か少し早く、3月初旬には雨が降りました。

本州の人よりも長い冬を過ごす道民にとって、雨一番は春の訪れを一番感じやすい気象かもしれませんね!
ただ、去年の4月に埼玉県から北海道に来て、初めての冬を過ごしている私にとっては、3月に入ってからも、まだまだ寒い日も雪の日も続くので、春が訪れたのかどうかは正直分かりませんでした・・・。

私にとって春が実感できるのは、やはり桜が開花する頃の4月下旬~5月上旬頃でしょうか?
はじめは関東よりも1か月程、開花が遅いことに驚きと違和感がありましたが、うまくいけばGWの休みを利用して桜前線を追うことができるので、今年は計画を立てて北海道各地の桜名所を調べて巡ってみたいと思います。
 

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